椅子に座らされ、肘掛に手首を拘束された朱は、俯き、必死に目の前の画面から目を逸らしていた。





もうやめて・・・

ここから出して・・・






壁に掛けられた無数の液晶パネルには、目を覆いたくなるような映像が映し出され続けている。
一度流れた映像は二度と流れることはなく、目に映っただけでも一体どれだけの命が奪われたのかわからない。


『いやぁぁっぁぁ!』
『お願い!助けて!』

四方から響く悲鳴
許しを乞い、泣き叫ぶ声が止めどなく流れ、画面から目を逸らしても、それらが耳に響き渡る。



頭がおかしくなりそう








どうして私、こんなところにいるんだっけ?

そうだ。
母から一度実家に帰ってくるようにって連絡があって、有無を言わせず電話を切られ何事かと非番を利用して帰ってみれば、出迎えた母に連れられたリビングにあの男がいたんだ。

槙島聖護が。

父の向かいのソワーに座り、母のお気に入りのティーセットで紅茶を飲んでいた。私が『なんで!?』と叫ぶより先に、こちらに気づいた槙島聖護は『おかえり。朱』とまるで我が家の一員のように朱に声をかける。
「どうしてこの人を家に入れたの!?」
朱が母に詰めよれば『そんなに怒ってどうしたの?』と目を丸くされた。さらには『槙島さんはあなたの恋人なんだから当たり前でしょう』と何の疑いもなしに、耳を疑うセリフを口にした。
「何言ってるの!?そんなわけないじゃない!」
この人は危険なの!と槙島を睨みつける朱に、母は『あなたこそ何言ってるの!?』と朱の腕を引いた。
「防犯カメラの色相チェックでもあなた以上にクリアカラーだった人にそんなこと言って。失礼でしょう」

確かに家の門には色相チェック装置付きモニターの防犯装置が備え付けられている。
ドミネーターを向けた時と同じで、槙島聖護の犯罪係数は計測されなかったという。
いいや、計測した上で数値が下回っていたからこそ、両親は槙島聖護を家の中に招き入れたのだ。
父親も安心しきったように槙島聖護と会話を弾ませている。

「槙島君はシビュラの職業適性診断もお前と同じで中央省庁全てに適性が出ていたそうじゃないか」
「今は朱さんと同じ公安局に勤めているんですよ」
公安局に追われている身で、よくも平気でそんな嘘がつけるものだ。すぐに一係に連絡をしなきゃと朱が手首のデバイスに触れようとした時、ガシャンッと陶器が割れる音が部屋に響いた。
「槙島さん。大丈夫ですか!?」
「すみません。折角のカップを割ってしまって」
「いいんですよ。気になさらないでください」
手をとめた朱を見て、槙島は笑った。何の温かみもない冷たい笑顔だった。カップを割ったのは恐らく警告なのだろう。何もするなという。
朱の背筋に悪寒が走った。今、何かされたら、両親を守りきれるだろうか。
「朱もいつまでも立ってないで、座りなさい」
父親に促され、朱はテーブルを囲う様に四つあるソファーのうちの空いている一つに腰をおろした。
「この子ったら。槙島さんの隣に座ればいいのに」
「僕が彼女に無断で実家にあいさつに来たから怒っているんでしょう」
彼女を責めないであげて下さいと槙島は朱の両親に微笑み返す。
「前に朱が職場で親しくしている男の人がいるっていっていたけど、槙島さんのことだったのね?」
「ちがっ!」
朱が否定するより先に、父親が『だから心配する必要はないといっただろう?』と母親に言った。
「母さんは朱の話を聞いて、その相手が執行官なんじゃないかって心配していたんだ」
「!!」
言葉を失う朱に気をとめることもせず、両親は話を続けていた。
「それは、あんな電話がかかってきていたら不安にもなるじゃないですか」
新たに入れた紅茶を槙島の前に差し出しながら、母親は眉を顰めた。
「・・・・あんな電話って何のこと?」
全身を覆う震えを押えこむように、皺になることも気にせず、朱はスカートを強く握りしめる。
「少し前にね、聞いたことのない男の声で『あなたの娘は執行官と恋人関係にあります』って電話があったの」
「!?」
反射的に朱が槙島に視線を向ければ、微かに槙島の口角が上がる。
「ごめんなさい。槙島さん。気を悪くしないでね」
「大丈夫ですよ。そんな電話はただの悪戯ですから」
「当たり前だ。本来ならPSYCHO-PASSの濁ったケダモノ共と働くことさえ反対だったんだ。それが恋人なんて」
「そうよね。さっき朱と槙島さんのニューロン相性テスト結果を見せてもらったけど、すごくいい判定が出ていたし」


安心したわ


両親の言葉は、深く胸に刺さった。
『違う』と叫びたかった。私が好きなのはこの男じゃないって。
でも、言えなかった。
突然電話をしてきた意味を知って、どれだけ不安にさせたのかを知って、本当のことが言いだせなかった。

「どうした朱。顔色が悪いぞ」
「あの・・・お父さん・・・私」
言いかけたところで、突然、背後から肩に触れられ、振り返るといつの間にかその場には槙島聖護が立っていた。
「最近、激務が続いていましたから疲れているんでしょう。今日はもう帰ろうか」
この男に従うのは不服だったが、今は早くこの場を去りたくて、無言のまま朱は立ち上がり両親に背を向けた。
「お父さん。お母さんごめんね」

「いいのよ。また時間ができたら帰っていらっしゃい」
「無理はするなよ」


もう何も返すことができなかった。

違うよ。
急に帰ることを謝ったんじゃないの。






「全部あなたの仕業ね」
家を出て暫くして、朱は肩に触れたままの手の存在に気づき、音を立ててその手を払った。
「僕は君のご両親に真実を伝えたまでだよ」
「何が真実よ!?嘘ばかりじゃない!」
「事実、君は執行官と親しくしている。狡噛慎也という潜在犯と」
「っ!?」
「母親の眼の下の隈をみたかい?きっと電話をもらってから不安で眠れなかったんだろうね」
「誰のせいだと思って・・・」
言い終わるより先に「君のせいだ」と言い切られた。
「自分だけが幸せに浸り、溺れ、それがどれだけ親不孝なことなのかも考えてもいなかったんだろう?」
真実を突かれ、反論する言葉を完全に失った朱に近づき、槙島は耳元で囁いた。

絶望したかい?


でもね、君にはもっと絶望してもらう


朱が急いで距離をとろうとするが、首筋に感じた刺すような痛みに、次第に意識が薄れていった。





そして次に目が覚めた時にはこの場所にいた。
この場所にいて、椅子に拘束されて、それからずっと、ずっと、不当に奪われる命の最後を見せ続けられている。


罰なのかな。
両親に心配をかけて、嘘をついて、執行官に恋をした罰。執行官に恋をしたことを言えなかった罰。
恥じる気持ちはどこにもないのに、誇ることができなかった。言う前から理解されないと決め付け、諦めた。
少し前の自分もシビュラを疑うことをしなかった。シビュラに依存し、『保証付き』の選択肢の中から幸せを選んでいた。

でも、今、自分は与えられた選択肢からではなく、自ら愛する人を見つけた。
無意識に気になって、自分の意志で恋をして、あの人の手を取った。

幸せだった。
とても。

シビュラシステムがなくても幸せは見つけられるんだって気づくことができた。


できたと、思っていたのに――――



ごめんなさい。
お父さんお母さん。


ごめんなさい。
狡噛さん


「少し・・・疲れちゃった・・・」
朱は静かに目を閉じた。







「様子はどうかな?」
「いや、大したもんですよ。実際。これだけされても色相が濁りきらない人間なんているんですね」
朱のPSYCHO-PASS色相はパウダーブルーから若干変化したとはいえ、濁りきるには程遠い。
チェ・グソンはモニターに映し出された朱のPSYCHO-PASS色相と数値をみて、同じ体質である槙島の方へ向き直る。
「でも精神の方がそろそろ限界みたいですよ」
『さっきからほとんど動かなくなっちゃいましたし』とマジックミラーをコンッと小突いた。
「では、この辺りで助けてあげるとしよう」
槙島が隣の部屋に移るのを確認して、チェ・グソンは朱のいる部屋の全てのモニターの電源をオフにした。



「気分はどうだい?常守監視官」
「・・・・・・」
「助けてほしいかい?」
「っ!」
槙島が隣の部屋に向かって手を上げると、朱の身体の拘束が解かれる。
「僕なら君を助けてあげられる。ここから出してあげられる」
「あっ・・・」
差しのべられた手に縋る様にして立ち上がると、朱は槙島の胸に飛び込んだ。
槙島は朱の震える体を抱きしめて、優しく髪を撫でてやる。
「怖かったね。もう大丈夫だ。僕が君を守ってあげよう」
マジックミラー越しにふたりを見ていたチェ・グソンは鋭い目をさらに細め、愉快そうに笑った。

「本当に怖い人だ。あなたって人は」





それからというもの、朱は常に槙島に寄り添うようになった。親を見失わないように必死にあとについていく子供のように。
槙島の方も自分への依存心を強めるために、朱をとても大切に扱った。甘ったるい砂糖漬けにでもするように。
「よく似合っているよ」
白いワンピースを着た朱の剥き出しの肩に触れ、滑る様に白い腕を撫でる。
「君には黒より、白い服の方が似合うとずっと思っていた」
「・・・・・」
朱の虚ろな瞳に映る自分を見て、槙島は心躍る気分だった。『僕は今、なんて楽しそうに笑っているんだろう』と。

こんな状態の彼女を見たら、狡噛慎也はどんな反応をするだろう。
きっと僕を殺したくてたまらなくなるんだろうね。
僕はそれが楽しみで仕方がない。
自らの意志で人殺しになれる人間に殺される。素晴らしいことじゃないか。
その時こそ、本当に人間らしい最後を迎えられる。
僕はやっと、人間になれるかもしれない。





その時、侵入者を知らせるベルが鳴り響いた。
「来たようだね」
槙島は朱の背後に回り込むと、背中から朱を抱きしめ、顎に手を当て、微かに上を向かせる。
防犯カメラの映像が映し出されたスクリーンに視線を向けさせ、朱の耳元で囁きかける。
「みてごらん。朱。彼は僕を狩りにきた悪い猟犬だ」
スクリーンの中にはドミネーターを手にした狡噛の姿があった。
「僕が死んだら、君はまたあの部屋に連れ戻されてしまう」
「っ!!」
跳ね上がった朱の身体が、小刻みに震え始める。呼吸が乱れ、唇がさらに色を失っていく。
死んだような瞳に恐怖をいっぱいに浮かべ、朱は頭を大きく左右に振った。
「もう二度とそんなことにならないよう、僕には君を守る義務がある。だから君は僕を守ってくれるね?」
そういうと、槙島は朱の手の平に剃刀を託した。
「さぁ、朱。僕の為に悪い猟犬を退治してきてくれ」
「・・・・・」
無言で頷く朱に『いい子だ』と頬笑み、こめかみに口付ける。



さぁ、狡噛慎也。
君に彼女が殺せるかな?







「常守監視官!」
「・・・・・」


ホールに一人佇む朱の姿を見つけると、狡噛は構えていた銃を下ろし、朱の元へと駆け寄る。
その姿に、朱は先程画面で見た男の姿と、槙島の言葉を思い出す。


この人は悪い猟犬
あの人を狩りにきた猟犬



「怪我はないか!?」


問いかける狡噛の声も、朱にはまるで届いていなかった。
耳に残っているのは槙島の言葉だけ。


駄目
あの人がいなくなったら、またあの部屋に連れて行かれちゃう。
それは嫌
怖い


聞かされ続けた悲鳴が、見せられた映像が頭にこびり付いて離れない。
画面いっぱいの赤色。苦しみに歪む知らない人間の顔。


もう見たくない!
聞きたくない!
あの場所には戻りたくない!!



「監視官?どうした!?」
狡噛の手が朱の両肩に触れ、身体を小さく揺さぶる。



護る
あの人を・・・・・



朱は手にしていた剃刀で狡噛の腹を薙いだ。
「っ!?監視官!?」
ワイシャツが裂け、滲み出た血液が白いシャツを朱色に染める。
「お願い!あの人を殺さないで!」
「しっかりしろ!常守!」
朱が振り回す剃刀が狡噛の頬に、赤い筋を走らせた。
「もうあの場所には戻りたくない!」
震える手に唯一与えられた武器を落とさぬよう、両手でしっかりと握り、狡噛へと突き出す朱をみて、狡噛はドミネーターをおろすと、足もとに放り投げる。突き付けられた剃刀の刃を握りしめ、滴り落ちる狡噛の血液に、朱の頭に繰り返し見せつけられた映像がフラッシュバックする。
「いやっ!」
脅えた朱は剃刀から手を離し、頭を抱えてその場に座り込んだ。狡噛は手に残った剃刀を投げ捨てると朱に目線を合わせるように正面に屈み、震える朱の身体を力いっぱい抱きしめた。


この匂い・・・
私は知ってる・・・・

懐かしい匂いに心が静まっていくのがわかった。あんなにも不安だった気持ちが嘘のようだ。
それなのに涙が出そうになる。ずっと寂しくて、怖くて、苦しかった。でも涙なんて出なかったのに。
ずっと忘れてしまっていた、感情が生まれ、零れおちる感覚。


堰を切ったように泣き出す朱の姿に、どのような苦痛を味わわされ続けたのか、狡噛には想像することもできない。
「すまなかった。あんたを守れなくて」
「っぁ・・・」
「もう大丈夫だ。」
「うぅ・・・・」
忘れてしまっていた感情が次々に浮かび上がってくる。中でも誰かを愛しいと感じる気持ちはこの人が私に教えてくれた感情。
「みんなあんたの帰りを待ってる」



「こう・・・がみ・・・さん」

狡噛は朱を横抱きに抱えあげると、近くにあったソファーの上に横たえた。
「あんたはここで待ってろ」
手のひらで瞼を強制的に閉じられる。
「目が覚める頃には全て終わっている」
触れていた手に、微かに力が籠められた。
「俺が終わらせる」
目元を多いっていた体温が消え、足音が遠のいていく。
酷い倦怠感に襲われ、後を追うことができなかった。

消えゆく体温を少しでも留めておきたいと、狡噛が触れていた場所に手を置く。
瞼の裏の闇が濃さを増し、意識が徐々に薄れていく。







『立って。朱』
「・・・ゆき?」

凄く久しぶりに聞く、友人の声。
名前を呼んでは見るものの、本来なら、彼女の声が聞こえるはずはないので、自然と疑問符がついてしまう。
だって彼女は、船原ゆきはこの世にはいないのだから。
目を開けると、そこは先程まで自分がいたホールではなく、深々と雪が降り積もる白銀の世界で、朱は一人、雪の上に座り込んでいた。
けれど雪には冷たさはなく、むしろ冷え切った体を優しく包み、温めてくれているような気さえした。
『狡噛さん言ってたよ。【あいつは信念を持ってる。刑事っていうのはどういう仕事なのか直観的に理解している】って。
辺りを見渡していると、トンッと音を立てて、背中に自分以外の体温を感じる。
『世の中に本当に必要なのは朱みたいな人間だって』
背中越しに体重を預けられ、後頭部が軽くぶつかり合う。
『そんな風に言ってくれる人。一人で行かせちゃっていいの?』
「・・・・でも」
『狡噛さんってすごい無茶なとこあるから、誰かが傍にいてあげないと駄目なんだよ。【絶対に生きて帰ろう】って思えるようにさ』
「ゆき・・・・うわっ!?」
潰されないようにと受け止めていた重みが、突如消えて、後ろに転がりそうになった。
振り返ると座り込んだ朱に、ゆきが手を差し伸べていた。
『ほら!いつまでもそんなところに座ってないで!立ちなさい!』
差し出された手に、躊躇いがちに自らの手の平を合わせる。
『朱の信念。私にも見せてよ』
「わっ!?」
繋いだ手を勢いよく引かれ、立ち上がった朱の身体は前のめりになりながら、ゆきの隣を通り過ぎていく。

すれ違いざまに聞こえたゆきの声


『頑張れ。朱』

「ゆきっ!」
倒れそうになるのを、何とか堪え、すぐさま後ろを振り返るも、ゆきの姿はもうどこにもなかった。
一人分の足跡が、雪の上に残るだけ。


「ありがとう・・・ゆき」

私、行くね。

足跡に背を向けて、一歩を振り出した瞬間に視界が色づいた。



見上げていた色鮮やかなホールの天井に、自分の意識が現実に戻ってきたのだと知る。
身体がだるい。頭が痛い。足が重い。でも行かなきゃ。

狡噛さんは槙島聖護を殺すだろう。
でも、それじゃ駄目。

ちゃんと自ら犯した罪の重さを自覚させ、これまでのことを悔い改めさせなければ意味がない。

人を裁くのは機械じゃない。機械であってはいけない。機械はあくまで道具であり、人を裁けるのもまた、人だけなのだ。
槙島聖護の言う『引き金に命の重みを感じる』というのはそういう意味なのだろう。
人を殴れば殴られた側だけではなく、殴った側も痛い。
その痛みも知らず、道具で誰かを傷つける。痛みを知らないから、加減も知らない。
だから行動に対しての責任も薄れていく。自らの行動に責任を持たずにいる状態は本当に【生きている】といえるのだろうか。
システムによって【生かされている】だけではないのか。


『殺してやりたい』ほど誰かを憎む気持ち。それは、きっと誰の中にもあることなのかもしれない。
でも、実際に人殺しをする人間と、しない人間とでは大きな差がある。
犯罪を未然に防ぐことも大切かもしれない。でも潜在犯としてその人の全ての可能性を潰してしまうことは本当に正しいのだろうか。







私達は
覚悟しなければいけないのかもしれない。


神と呼ばれるシステムとの決別を―――――




与えられるだけの正義はもう、捨て去らなければならない。




自ら考え・選択する。自らの行動に責任を持ち、失敗したら傷つき、受け止め、学び、成長する。
人が本来あるべき姿に戻るために。




信念を貫き通せ。




FIN






朱ちゃん。遅れて発進!で終わり。ってか、終わっとく。
これ書きながら「1話のOPでの狡噛さんの怪我は朱ちゃんがやった」とかだったら萌えるわ〜とか思ってしまう私の色相は、さぞかし濁りまくっているのでしょうね。
毎度、ぶった切りな終わりで申し訳ない。しかも今回は「書いてみたいな」な鬱ネタを詰め込んだばっかりに内容が支離滅裂だわ。
お前は一体何をメインに書きたかったんだ?と。



でも、これ書いてる途中で、逆に狡噛さんが闇堕ちするネタとか思い付いて、一瞬そっちに思考が持っていかれましたよ。
ちなみにこんな感じ(書く予定がないから、ここに書きなぐっておこう)

お薬射たれて興奮状態の狡噛さんが入れられた檻に放り込まれる朱ちゃん。そして槙島さんに投げ込まれた剃刀。『自分を守りたいなら、それで彼を殺せ』的な!ギリギリで意識取り戻した狡噛さんが剃刀で自分の太もも刺して動きをとめるも、剃刀の刃に塗られた毒の解毒剤を槙島さんが水の中(水路っぽいの)に投げて、それを取りに泳げない朱ちゃんが飛び込んで〜ってなったところでオチが見えなくてダウンした。

つまりは、狡噛さんの為にがんばる朱ちゃんがみたい!と。狡噛さんは強くてかっこいいのが当り前よ。男で主人公なんだから。
でもそんな中で、女の子でヒロインな朱ちゃんが狡噛さんの為に身体張るわけですよ。

とりあえず、今回ので書きたい鬱ネタは大体まとまったかな?
鬱ネタ書くけど、基本最後はハッピーエンドが好きです。だから許してください。(そんなんだから毎回、似たり寄ったりなラストになるんだよ)